鳶職の由来は?歴史と名前の秘密を徹底解説

皆さん、こんにちは。

千葉県市原市を拠点に、商業施設やプラント・橋梁・鉄塔・駅などの仮設足場・解体足場・特殊足場および塗装工事を手掛ける濵田工業です。


「鳶職はなぜ『鳶』と呼ばれるのか」「江戸時代から続く歴史や文化とはどんなものか」と疑問に思うことはありませんか?鳶職は高所作業や足場の設置などを担う専門職で、建築現場に欠かせない存在です。その名前には鳥の飛び方や職人道具との関わりなど、歴史的な背景が隠されています。


この記事では、鳶職の由来や歴史、職人の役割や現代での魅力までをわかりやすく解説します。建設業界で鳶職に関心のある方や、職業理解を深めたい方はもちろん、未経験でも興味がある方にも参考になる内容です。


■鳶職の起源と呼び方



鳶職は建設現場で足場の組み立てや鉄骨の設置などを担う専門職です。高所での作業を安全に進めるために欠かせない存在であり、古くから建築に関わってきました。その呼び方や由来には歴史的な背景があり、江戸時代から人々の暮らしや建物の発展と深く結びついています。


・鳶職の読み方と歴史

「鳶職」は「とびしょく」と読みます。語源は江戸時代にさかのぼり、当時は火事が頻発する都市環境で、建物の解体や高所での消火活動を行う職人を指しました。彼らは町火消しと並んで活躍し、建設業だけでなく人々の安全を守る役割も担っていたのです。


・鳥の飛び方との関係

名前の「鳶(とんび)」は空を舞う鳥を意味します。高く舞い上がり自由に移動する姿が、高所で軽快に足場を移動しながら作業を行う職人に重ねられたと言われています。この比喩が「鳶職」という名称につながりました。


・とび職の見聞録との関わり

江戸時代の記録や見聞録にも鳶職の活動が登場します。そこでは建築現場での作業や、橋梁や建物の基礎を支える仕事ぶりが記され、社会における存在感の大きさがうかがえます。鳶職の歴史を知ることで、現代の建設現場での役割ややりがいへの理解も深まります。


■鳶という名前の由来



鳶職という名称は、単なる偶然ではなく職人の道具や文化とも深く関係しています。鳥の鳶のイメージとあわせて、実際の現場で使われていた道具や当時の言葉の使われ方が由来の背景を形作っています。


・鳶口と職人の道具

「鳶口(とびぐち)」という道具は、長い柄の先に金属の爪がついたもので、木材を引っ掛けて運搬したり、火事の際に建物を解体したりするために使われました。江戸の建築現場や火消しの活動で欠かせない道具であり、職人たちの象徴ともいえる存在です。この鳶口を扱う職人を「鳶」と呼ぶようになったことが、名称の由来の一因とされています。


・ことば検定での解説

テレビ番組などで取り上げられる「ことば検定」でも、鳶職の語源は度々紹介されています。解説によると、鳶という鳥の姿、高所作業での職人の動き、さらに鳶口という道具の活躍が複合的に影響しているとされています。こうした由来を知ることで、鳶職の名前には単なる職業名以上の歴史や文化が込められていることが理解できるでしょう。


■鳶職と他職種の違い



鳶職は建設現場に欠かせない花形の職業ですが、大工などの他職種との違いを理解すると、より役割の特徴が見えてきます。どちらも建物をつくる専門職ですが、担う工程や必要な技術には大きな違いがあります。


・鳶職と大工の違い

大工は木材を加工し、住宅や建築物の内部を組み立てる仕事が中心です。一方、鳶職は足場の設置や鉄骨の組み立て、高所での解体や運搬など、建築の基礎となる環境を整える役割を担います。つまり大工が建物そのものを形作るのに対し、鳶職は安全に作業できる舞台をつくる専門職だといえます。


・鳶職が花形と呼ばれる理由

鳶職は高所での作業が多く、危険を伴う反面、ダイナミックで迫力のある姿が注目されます。江戸時代には町火消しと並び立つ存在として人々に人気があり、現代でも建設現場の中心的な役割を果たしています。その活躍ぶりから「現場の花形」と呼ばれ、職人としての誇りややりがいを感じられる仕事とされています。


■鳶職のイメージ



鳶職は建設現場に欠かせない存在でありながら、その社会的イメージは時代とともに変化してきました。由来や歴史を理解することで、現代における鳶職への見方や文化的背景を知ることができます。


・鳶職=ヤンキーと言われる背景

「鳶職=ヤンキー」という言葉が検索されることがあります。これは、体力が必要で危険な高所作業に挑む若者が多く、外見や気質が豪快に見えることから生まれたイメージです。しかし実際には、安全管理や技術力が求められる専門職であり、現場では厳格なルールに従って作業を行います。派手な印象だけで語られるのではなく、建築業に貢献する責任ある職業だと理解することが大切です。


・鳶職文化と職人の誇り

江戸時代から続く鳶職の文化には、仲間を重んじる気風や、木遣り(きやり)と呼ばれる労働歌の伝統などがあります。危険な作業を仲間同士で支え合うことで築かれてきた絆は、現代でも大切にされています。鳶職は建物や橋梁など人々の生活を支える建築物に関わり、社会に貢献してきた歴史を誇りとして受け継いでいるのです。


■現代の鳶職の魅力



鳶職は歴史ある職業ですが、現代の建設現場でも必要とされ続けています。高所作業や足場の設置など、建築業に欠かせない役割を担うことで社会に大きく貢献しており、今も多くの人が誇りを持って働いています。


・スキルと将来性

鳶職は経験を積むことで、足場や鉄骨の組み立てだけでなく、安全管理やチーム指導など幅広い役割を任されるようになります。資格や技術を身につけることで、現場のリーダーや独立を目指すことも可能です。建設需要が続く限り、鳶職の専門性や経験は大きな価値として評価されます。


・技術とやりがい

鳶職は高所での作業や鉄骨の組み立てなど、高度な技術力が求められる仕事です。危険を伴う環境だからこそ、安全管理や仲間との連携が重要となり、作業をやり遂げたときの達成感は大きな魅力です。建物や橋梁といった社会の基盤を形にする仕事は、完成後も長く人々の生活を支え、「自分の手で街に残るものをつくった」という実感を得られるのも鳶職ならではのやりがいです。


■まとめ



鳶職は江戸時代から続く伝統的な建設職人で、高所作業や足場の設置、鉄骨の組み立てなどを通じて建築現場を支えてきました。名前の由来は、鳥の鳶の飛び方や鳶口と呼ばれる職人道具に関連しており、社会や建築文化との深い結びつきがあります。


現代でも鳶職は建設現場の中心的存在であり、危険を伴う作業を安全にこなす技術力や仲間との連携が求められます。その専門性や経験を積むことで、リーダーとして現場を管理したり、独立を目指すことも可能です。


鳶職は単なる仕事ではなく、建物や橋梁といった社会の基盤を支えるやりがいのある職業です。歴史的な背景や名前の由来を理解することで、現代の建設現場で活躍する鳶職の魅力や誇りをより深く知ることができます。


■濵田工業では鳶職人を募集しています!



株式会社濵田工業では現在、鳶職人の募集を行っています。未経験の方でも安心して現場で技術を学べるよう、先輩職人による丁寧な指導と充実したサポート体制を整えており、基礎から高所作業や足場設置の専門技術まで段階的に習得できます。経験者の方には、即戦力として活躍できる多彩な建設現場をご用意しており、スキルや経験に応じたキャリアアップの道も広がっています。


当社は、商業施設やプラント、橋梁、鉄骨建築、解体現場など幅広い施工を手掛けており、足場の設置や建物の基礎作業など、さまざまな業務を通じて技術力を磨けます。高所での作業や鉄骨の組み立てといった危険を伴う現場もありますが、安全管理を徹底し、チームで協力しながら作業を進めることで、仲間との絆や職人としての誇りを実感できる環境です。


さらに、資格取得費用の全額負担や充実した手当、賞与・昇給制度、柔軟な働き方のサポートなど、長期的に安心して働ける制度も整えています。入社後は現場経験を積むだけでなく、チームリーダーとして現場を管理したり、将来的には独立を目指すことも可能です。


安全で快適な作業環境と、建築業界での確かなスキルを手に入れたい方は、ぜひ株式会社濵田工業の求人にご応募ください。鳶職人として建設現場の中心で活躍し、自分の手で街や建物の歴史に貢献できるやりがいを実感できます。少しでも興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。


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